ピンヘッダーおよびメスヘッダーのプラスチック材料分類

1. PBTプラスチック

PBTは、強度や耐摩擦性に優れていることで知られるコスト効率の高い材料ですが、成形性が悪く、成形時の収縮が大きいという欠点があります。融点が比較的低いため、ウェーブはんだ付け時に問題が発生する可能性もあります。

2. ナイロンプラスチック

ナイロンは、低コストで引張強度が高く、耐摩耗性と自己潤滑性に優れています。薄肉成形に適した流動特性を備えていますが、収縮が大きくバリが発生する可能性があります。成形前に厳密な予備乾燥が必要です。ナイロンは、標準ピン ヘッダー コネクタおよびメス ヘッダー コネクタ製品、特に DIP 用途によく使用されます。

3.LCPプラスチック

LCP は、熱膨張係数が小さく、成形収縮率が非常に低いことが特徴です。優れた強度、弾性率、耐熱性を備え、熱たわみ温度は 340°C を超えることがあります。耐薬品性や耐摩耗性にも優れています。これらの特性により、LCP は SMT はんだ付けプロセスに耐える必要がある電子コネクタ製品に最適です。